修理メンテナンスガイド
MR-015・02前輪切れっぱなし症状

症状:
MR-015を走行させていたところ、クラッシュした弾みに前輪が片方に切れっぱなしになる症状に見舞われました。
何とこの日、いままで発症した事のないMR−02も同様の症状になりました。

直ぐに思いついたのはポテンショメーターとサーボギアの接続不良です。
これ、MR-02やMR-015を組み上げる時に、経験済みの症状でした。

右に切れば右に切れっぱなし、左に切れば左に、もしくは片方どちらかに切れっぱなし..
こんな症状の時はサーボギアとポテンショの連結が上手くいっていない時が多いです。

原因追究:

MR-015のサーボギアユニットです。
写真は正常動作している状態のものです。

ユニットには組み合わせパーツにより
いくつかの壁が出来ています。

青で記したところが壁の部分です。
正常にキッチリと組み立てられていたら、
各壁は平行になっている筈です。

しかし現実はなかなか難しいですが..

で、今回問題時に発見したのは矢印の壁、
一番前側の壁です。

意外と軟弱な壁なので、ちょっとした力で湾曲しやすく、
不良時には線で示したごとく湾曲していました。

こんなに湾曲するようではポテンショメーターとサーボギアを
しっかりと連結さえておく事は無理ですね。

ただでさえポテンショの軸は短く、サーボギアとの連結には気を遣う部分でもあるだけに、押さえがしっかりとしていなければ新規組み上げ時やクラッシュによる連結外れは避けられそうもありません。

これがレース中だったりすると完全にアウトです。

対策:

解決策ですが、単純に壁が湾曲しないように、シャーシと
サーボユニット壁の間に補強を入れます。
道具箱を探って見つけたのが、ホイールに付いているプラメタルです。

軽くて厚みも適度に有り、今のところ理想的かなぁと思いますが、
他にもお勧めパーツが有りましたら情報をお待ちしております。

プラメタルだけだと多少緩過ぎるかなぁといった感じです。 このため厚み調整目的でマスキングテープを2〜3回巻きました。 取り出しやすくするために、テープの端はシャーシに止めて有ります。

MR-015の方がMR-02よりもすき間が広い感じがしました。
まぁ、この辺りは僅かながらでも個体差があると思われますので、ご自分のマシンに合わせた調節をテープの巻き数で行っていただければと思います。

あまりきつく押さえ過ぎるのもどうかと思いますが、多少きつくても動作に支障はないようでした。 まだデータ不足でこれで本当に再発しないのかは不明なのですが、対策なしの状態より格段に安心できると思います。

転ばぬ先の杖、ミニッツカップで認められるかどうかは不明ですが皆さんにお奨めの対策です。

本来なら壁パーツをT型にでもして、ポテンショをしっかりと押さえ込めるように製造すべきでしょう。
京商さんにも早急に対処していただきたい部分ですね。


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