セッティングガイド
イーグル製　ピッチダンパーセッティング

症状：
では実際にこの動きの渋さがどのような影響を及ぼすかをご説明します
写真では説明しにくいので、イラストをご覧下さい

図はミニッツを後ろから見たところです
現在は水平状態です

ピッチングダンパーはイーグル製品を取り付けているとします
実験車両にはカーボンリアサスプレートＭを装着してあります
ロールダンパーは装着していません

後輪を手で左へロールさせてみます

ロールさせている手を離します
本来ならきちんと水平に戻るべき所ですが、若干左へ
ロールしたままの状態で静止しました

この時にロールダンパーを装着していると、スプリングの
力により強制的に水平に戻るかもしれません

では試しにイーグル製ピッチングダンパーを取り外して
同じように手でロールさせてみます

ロール後、手を離すとイラストのようにキチンと水平に
戻るのを確認しました
この結果から、動きの硬いピッチングダンパーを取り付けて
いると、ロール後にどちらかへ後輪が傾いていることが
判明しました

影響：
ではロール後に後輪が傾いたままだとどんな影響が出るのかを考えてみましょう
ロールが発生するのはコーナリングの最中です
コーナー出口でロールした後輪が戻らないでいると、片方の
後輪に駆動がかかりやすくなり、巻き込みの原因になります。

巻き込みとはコーナー出口で極度のオーバーステアが発生することです

分かりやすいラインで示すと、青がニュートラルなコーナリング
ラインで、赤が巻き込みが発生したときのラインです
もちろん巻き込みが全てイーグル製ピッチングダンパーが原因という
わけではありません
その他にも多くの原因が考えられますが、その一つになるということです

　ＲＯＳさんにいただいた対策方法