セッティングガイド
ピニオン クリアランス調節

モーターの回転計測をしていて、ピニオンギアとスパーギアのクリアランスにより
回転数に大きな影響を及ぼすことが分かりました。

ピニオン クリアランス:
おさらいです。
大きなギアがスパーギアで、ギアデフやボールデフについている歯車です。
このギアは42個の歯がついており、42Tと表記されます。
歯の枚数はギアデフ、ボールデフともに同じで、ミニッツの場合枚数が
変わることはありません。

小さなモーターについているのがピニオンギアで、6〜9枚の歯がついた
ピニオンギアがレディセットに付属されています。
ピニオンギアの変更で、加速優先か最高速度優先かをセッティングできます。

今回問題に取り上げるのは、ピニオンギアとスパーギアの間隙です。

回転計測中に、手でモーターをスパーギア側に押しつけたり離したり
してみたところ、かなりの回点差を確認できました。

この間隔調節はとても大切なことが判明したのです。
最も簡単な方法は音で聞き分ける方法です。
ピニオンクリアランスが適正でない場合、モーター回転中にギャーという
激しい音がします。

今まではクリアランスが微妙に狂って音がしているだけだからと、あまり気にしていなかったのですが、
激しいときにはタイヤの回転数で500rpm以上の差を確認しました。
無負荷状態の計測で、この回転差は正直驚きました。

とりあえず音を聞き比べていただきましょう。
ブラウズにはクイックタイムが必要です。

クリアランス不良音
クリアランス補正後音

実験条件:
モーター=XSPEED
電  源=5V安定化電源
ピニオン=8T

状 態 計測回転数/rpm
音がうるさいとき 8T
5716.46
音が軽やかなとき 8T 6286.67
音が軽やかな7T 5442.67

計測の結果を見ると良く分かりますね。
音がうるさい8Tは、本領発揮できずに7Tとほぼ変わらない回転数になっています。

クリアランス調節:

モーターをサンドイッチしているスペーサーの厚みを調節して、
クリアランス調節をします。

色々と試してみた結果くっつき過ぎの方が良くないようですが、
離れすぎても回転が落ちます。
モーターカバー側のスペーサーにも気を配りましょう。

あまり強い力で押しつけるのも良くないようです。

厚みの調節にはアルミホイルを折りたたみながら使用しました。
モーターのピニオン側が高くなったり、逆にリード線側が高くなったりしては、ピニオンとスパーギアが
平行にかみ合わなくなり良くないようなので、出来るだけ綺麗に均一な厚みになるよう折り畳みます。
この他ビニールテープや台所用のアルミテープなども良いのではないでしょうか。

厚みを増やす場合は既存のプラスチックスペーサーの上にアルミホイルを重ねるだけで良いのですが、
モーターカバー側を薄くしたい時も有るかと思います。
その時は既存のスペーサーを外してしまい、綺麗に折り畳んだアルミホイルを両面テープなどでカバー側に
固定すると良さそうです。

調節は計測器が無い場合、耳が頼りです。
出来るだけ澄んだ軽やかな音で回るように調節して下さい。

面倒なのはイーグルのモーターヒートシンクを利用している場合です。
私も愛用しておりますが取付部が軟らかく、次第に甘くなってきます。
これではキッチリとクリアランス調節をするのは無理ですねぇ。

少しでも回転ロスを無くしたいので有れば、純正のプラスチックカバーの方が良いのかもしれませんね。


・関連リンク:計測データファイル
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