セッティングガイド
ロールダンパーでステアリング特性調節
スタビライザーの動きが悪くなったので、久々にシャーシーを換装しました。
ところが、スタビの動きは良くならず(;;)なぜだ〜〜
ふと気がつくと、右に曲がらない車になっていました???なぜだ〜〜〜
これには悩みました、ボディは以前から使っているモデナです
フェンダーとのクリアランスとか、ベアリングの動き具合などチェックしました。
しかし、どこも悪いところ無し..まいりました....
ひょっとして、シャーシーが悪いのか..古いのに戻そうか...
症状:
低速時は左右とも舵角に応じた旋回をする
少しスピードを上げると、右旋回時に前輪の向きを無視して凄い大回りになる。
ボディーとの関係を調べるべく、シャーシーのみで旋回テストを行うも、やはり右旋回時のみ大回りになる。
タイヤをローテーションしたり、左右のホイールを入れ替えて、ベアリングの動きによる差を見たり..どれもダメ
最後の対策として、ボールデフのプレートを研磨してみることにしました。
その作業途中にふとロールダンパーの下側のネジを押してみました
な〜〜んと、左右の硬さに差があったのです!
なぜだ??(この記事これが多い)
下のネジはロールの動きを邪魔しないように、若干の遊びを設けられていますが、
左右でその押した感触が明らかに違うのです。
左のネジの方が軟らかい...その原因を追及すべく調査しました。
もしや左右のスプリングが違う物では?..京商とイーグル製なら違いますからねぇ
しかし、それは無いはず
以前はカットして使っていたのですが、ミニッツカップのレギュに乗っ取り、純正スプリングを買い直して付けたばかりです。
ようやく探り当てたのが、上部のカーボンプレートのガタつきでした。
どうやらネジを締め込み足りなかったらしく、上部プレートがしっかりと
ダンパーを支えていなかったのです。
なんともお恥ずかしい...新品シャーシーだけに、ねじの締まり具合が
硬かったのですねぇ
ネジをキッチリ締め直して、テスト走行
な〜〜んと、左右とも同じように旋回するようになりました(^^;
通常ならこれで、めでたしめでたし...なのですが転んでもタダで起きたくないミニッツファンとしては、
さらに一歩踏み込んで考えてみました。
ロールダンパーの上部プレートを固定するネジを緩める=曲がらなくなる
これってセッティングにつかるかも!
実験:
というわけで、早速実験です。
プレートの止めネジを閉めたり緩めたりして、コーナリング特性を観察してみました。
案の定、緩めたときはアンダーステアになり、締めたときは本来のステアリングになります。
多くの方が悩まれている、左巻きについてもチェックしてみました。
左の場合は右のネジを緩めるのですが、こちらはアンテナを固定しています。
元々、なぜ私が右のネジをシッカリと締めていたかというと、こちらはアンテナが
有ったからでしょうね。
右のネジは、あまり緩めるとノーコンにならないかと心配になりますが、とりあえず実験最中は大丈夫でした。
できればアンテナの止め場所を変える方が望ましいかと思います。
で、結果ですが見事! 曲がらなくなります。
これは使える技でしょう
調節範囲を調べてみたのですが、私のセッティング環境においては緩めても360°までで十分な効果が得られました。
これならネジが勝手にゆるんだり締まったりしてセッティングに影響を及ぼすこともなさそうです。
注意事項ですが両方緩めなければいけないようだと、ネジで調節するよりもスプリングそのものを交換するべきだと思います。
あくまで左右のバランスをとるためのトリム調節だと思って取り入れて欲しいです。
調節は締め込み具合(緩め具合?)によってコントロールできます。
このトリム調節はクセになりそうです。
京商ミニッツカップにだって使えるでしょう..多分(^^;
*但しロールダンパーが使えるのはコンパクトカークラスのみ
ロールダンパーに使っているスプリングやその他のセッティングにより効果の現れ方はまちまちだとは思いますが、
実験してみて欲しいセッティング方法です。
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