セッティングガイド
ワイド11mmホイールに標準8.5mmタイヤ装着方法
ミニッツのタイヤ幅は標準の8.5mm幅からワイド11mm幅まで3種類発売されています。
上のタイヤが8.5mm、下のタイヤが11mmです。
この内ベンツやNSXに標準装備されるワイド11mmホイールを使うと、左右トレッドまでワイドになるため
改造パーツとして利用している方も多いでしょう。
しかし、この11mm幅ワイドタイヤは標準8.5mmと比べてグリップが悪いです。
タイヤの素材そのものの違いもあると追いますが、コーナリング中のロールにより、タイヤの角でグリップする
形になり、接地面積が減ることもグリップを悪くする要因になっているのではないかと思います。
このため私は一時期前後ともベンツ用のフロントホイールを装着していました。
これだとトレッドはワイドになり、タイヤは8.5mmのままが使えるからです。
しかしまたまた問題、プラスチックホイールよりもアルミホイールの方が重量があるためグリップがよいのですが、
前輪用のみの販売はしていないので、前後に前輪用ホイールを使うには2セット購入しなければなりません。
いくら何でもこれでは不経済です。
しばらくは前輪にアルミ、後輪にプラ製を使っていたのですが、デザインや色が合わずに格好悪い...
11mmホイールに、無理矢理8.5mmを装着すると、タイヤが消耗して薄くなるにつれ
部分的、または全体にずれたり外れたりします。
スポンジタイヤのように両面テープを使うという手もありますが、これも面倒なので
スペーサーを付けてずれなくなるよう対策しました。
暫く使用してみてタイヤがかなり薄くなってもずれることがなかったのでその方法を公開します。
対策方法:
テープを巻きつける:
まずホイールにマスキングテープを巻き付けます。
ホイールの出っ張りに沿って、きつめにしっかりと貼り付けていきます。
だいたい5〜6周くらい貼れば、出っ張りと面一になると思います。
理想は矢印部分のホイールの出っ張りと同じ高さになることです。
低すぎるとタイヤがずれる原因になりますし、高すぎるとグリップ低下や異常摩耗の
原因になるので注意して下さい。
位置調節:
巻き終わったホイールに標準タイヤをホイール外側面と面一になるように取り付けます。
柔らかいタイヤよりも購入時に付いていたような硬いタイヤの使用をお奨めします。
テープが2.5mm出ている状態が理想です。
全周囲2.5mmになっているか、チェックしましょう。
タイヤが正確にはまっていたら、タイヤ側面を定規代わりにして、カッター等で
テープに切れ目を入れていきます。
剥離:
全周囲に切れ目が入ったらタイヤを取り外してマスキングテープを剥ぎます。
ユックリと剥いでいき、切れていなければカッターで再度切り離しながら
マスキングテープを全て取り去り、右の状態になれば作業終了です。。
完成:
出来上がったホイールに標準8.5mmのタイヤを取り付けて完成です。
約1ヶ月間ほぼ毎日使用しましたが、今のところタイヤのズレなどは経験しておりません。
使用しているタイヤはハイグリップ20°です。
私はこの状態で使用しておりますが、テープの色が気になる方は着色すると良いと思います。
マスキングテープは着色もできて、何かと使い道があるので常備する小道具としてお奨めです。
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