ミニッツ・ドック
ボールデフ編

デフプレートをアイスバーンに

ベアリングの章でも書きましたがEリングは車軸を支点に柄付き押しピンを使いテコの原理で取り外します

ボールデフを分解して、各パーツの汚れをティッシュできれいに拭き取ります。

ギアにグリスで張り付いているボールを押しピンなどでティッシュに落とし、ボールのみ揉むように汚れを拭き取ります

暫く使っているとデフプレートにボールの跡が付いていると思います。

これが引っかかりの原因にならぬようデフプレートを削ります。

#1500のサンドペーパーで粗方、ボールの軌跡を取り除き、その後コンパウンドで磨きあげます。

まだ擦り傷が残った状態ですが、ボールの軌跡はきれいに無くなっています。

デフプレートの磨き方
油分をティッシュなどで拭い去った後、ガラステーブルに貼った両面テープ上にプレートを張り付けます。

面が平らな木片等に1500番のサンドペーパーを巻き付けて、プレート表面を磨きます。
有る程度ボールの傷が取れたら、木片にキッチンペーパーを巻き付けて、コンパウンドで磨きます。

きれいに磨き終えたら、鏡のようにピカピカのプレートになります。
写真は完成途中なので、スリ傷が目立っています。

デフギアのピニオンに当たる部分の汚れは、歯ブラシで磨くと簡単に落とせます。

デフギアの穴は綿棒で一つ一つ丁寧に清掃します。

全てのデフパーツの掃除が終わったら、押しピンを使ってデフギアの穴にグリスアップします。

ボールデフの組立
デフギアに塗るグリスに迷ったら、RC用のボールデフグリスが良いと思います。
私は硬めが好みなので#30,000の無限スーパーシリコンを使ってます

塗る量は好みで加減したらよいと思いますが薄目が基本で、ボール穴の中以外には付けないように気をつけます。
真ん中の車軸穴にはベアリンググリスなどを薄く塗布します

グリスアップまで終えたら、元通り組み直します。
余分なグリスを路面にまき散らさないよう、メンテ後は少しから回しすると良いです。
全ての作業完了後、初めてミニッツレーサーを走らせるときにボールにグリスが回るまで、走行が安定しないと思いますが、
5分も走り続ければ元通りになります。

 組み上げ作業へ

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