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車 種
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フロント
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リア
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標準タイプ:下記以外の車種 |
56.5mm
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56.5mm
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ワイドA:ランチャ |
56.5mm
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59mm
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ワイドB:NSX・ベンツ |
61.5mm
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59mm
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ワイドC:F355・モデナ |
62.5mm
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60mm
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ワイドD:F40 |
62.9mm
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60.4mm
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この前輪トレッド、走行性能やフィーリングに大きく影響します。
前輪が動くために必要な空間:
先ずは前輪がステアリングを切られたときにキチンと動作するために
必要な空間を見てみましょう。
イラストはニュートラル時の前輪を表しています
オレンジの円中心の十字がキングピンのセンターで、ここを支点として
左右のタイヤは動いています
右にステアリングを切った状態です。
正確なハンドル切れ角は不明なので、イラストや説明の都合もあり、
ニュートラルから45°の角度で動いた所を示しております
赤いエリアは側面の前端と後端が動いた軌跡です
さらに左にもステアリングを切って、同じように動いた軌跡を上図の
右にステアリングを切ったときの軌跡と合わせると、図のようにキングピン
センターを支点として、きれいな円状のスペースが必要なことが分かります
しかしこの軌跡はあくまで前端と後端の軌跡です。
ご存じのようにタイヤは丸いです。
その為、図のように車軸センターを境に上下に行くほどセンターから
タイヤの端までの水平距離は縮まります。
タイヤが路面に接触しているのは図のように下端のみです
ミニッツのタイヤは中空ではないため、車重による接地面積変化は
ごく僅かだと思われます。
では接地している部分の移動範囲を見てみると水色スペースのようになります。
これにより車軸から垂直に上下に離れるほど、ステアリングを切ることにより
タイヤが動くために必要な空間は、少なくなることが分かりますね。
立体的な必要空間:
図は横から見たときの、タイヤがステアリングを切られたときに動くための
必要空間を、立体的に表したものです
タイヤの上に空間がありますが、これはサスペンションが沈み、タイヤが上に
上がったときに必要な空間を確保したためです。
この空間上にボディやライトパーツがあるとタイヤと干渉して、ぎこちない
コーナリングになったりする原因になります。
仮に左が進行方向だとして、ピンクの丸辺りではライトパーツとの干渉、
緑の丸辺りでフェンダーアーチと干渉することが多いですね
対策として、ヤスリでボディを削るのが一般的?だと思うのですが、
なんと京商主催のミニッツレースでは軽量化目的とみなされて、禁止らしいです
この必要空間を無視してボディを作ったのは京商なんですけどねぇ(^^;
2002.9.20 製作
2002.9.22 改訂