京商ニッケル水素電池 MINI-Z_POWER800 充電レポート
10バンドおやじさん特派員

2003.6.18 入電:

◆◆◆◆◆ 其ノ一 ◆◆◆◆◆

はじめに:
これからお話する内容はワタシの自己責任に於いて行った
結果ですので、メーカーさんに対して何ら中傷するものでは
ありません。

近発売になった京商のミニッツパワー800ですが、
すでに相当な量が出回ったようです。
ですが、セル単体は店頭から消えてしまいましたが、
充電器セットは今だに並んでいます。

多分お手持ちの充電器で充電される方が殆どではないかと思います。
ワタシもその例に漏れず、バッテリーのみを購入しました。

ずは0.5Cで400mAh程充電し、放電器で2A放電しました。
充電器はKOのBX213MH、放電器は秋月電子のKITを改造したものです。
上記充放電を2セット行った後、1Cで充電をしました。
1C充電の間ファンを回していました。

て、ピークは出ましたが、充電量が850mAhを超えても
一向に電圧降下が起こらず、そうこうしているうちに

・・・ブシュッ・・・

という小さい音が電池から聞こえました。

「おや?」と思って電池を良く見ましたら何と2本液漏れを起していました。

=== 左2本が逝ってしまった電池、右2本が後家になってしまった電池 ===

プラス側の白い部分が変色し、端子の周りに黒いものが付着しています。
これは明らかに過充電によるものだと思いました。
冷却しながらの充電でしたので、電池の発熱は殆どありません。

えられる問題点は...

  1. 2A放電のため、電池に未だ相当電気が残っていた事。
  2. 購入当初よりセルの電圧にバラツキがあった事。
  3. 充電末期に於いて電圧降下が起こらなかった事。

回以降、問題に対する解決策を模索していこうと思います。
とりあえず、純正以外の充電器で充電される場合は以下の点に注意された方が良いと思います。

本番充電の前に単セルで1C以下の放電を行う事。
ピークが出たにもかかわらずなかなか充電が終了しない場合は800mAh程度の充電量を目安に即刻電源を切る事。
タイマー付き充電器の場合は、800mAhを目安にタイムアウト設定をする事。
充電レートで変わると思いますが、発熱が酷い時は即刻充電を止める事。
それから、未だ確証はありませんが冷却はしない事。

ワタシの場合現在サンプル数がたったの2セットですので、上記の状況と違う場合もある、という事をご承知ください。


其ノ二へ 2003.6.21

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