0-4m コース・設備紹介

ゼロヨン:
実車ではゼロ、すなわち静止状態からスタートして400メートルの直線を走ったときのタイムを計測します。
車の加速性能を見ることが出来るデータです。

ミニッツで同じ事をする場合、スケールに合わせた距離に直します。
ミニッツのスケールは車種によってまちまちで、一概に何分の1と決められないのですが、ごく一般論の1/28とした場合
400÷28=14.2857... 約14.3メートルがスケール距離になります

これは単純にスケール距離を出したに過ぎません。

速度の面を考えてみましょう。
仮に実車の最高速度が250km/hと仮定します。
これをスケール速度に直すと 250÷28=8.9285... 約9km/hがミニッツの最高速度で有るべきです。

しかし実際には30km位の速度が出ます。
逆に実車速度にすると 30×28=840km/h (☆★)スゴ....もうちょっとで音速だぁ(^^;
まぁこの辺りはほんの数字遊びに過ぎないので、サラリと行きましょう。

そこで補正値として速度を用いるとすると、実際の速度30km/h(仮定) スケール速度9km/h
30÷9=3.3333... 補正数を3.3として

400(メートル)÷3.3=121.2121... 約121メートルが補正後の距離でこれをスケール距離にすると 
121(メートル)÷28(スケール)=4.3214... 
約4.3メートルがミニッツに最適なゼロヨン距離だと考えることもできます。

実際にコースを設定するのに端数があると面倒なので、私のミニッツゼロヨン計測は4mを採用することにしました。
しかしこの縮めた30cmはゴール時の速度に大きく影響します。
実際計測してみてビックリしました。

計測機材:

タイムを計測するのにスタート地点とゴール地点に
赤外線センサーを設置しました。
1/100秒が大切な計測なので、とても手動計測では正確に
計測することが出来ません。

以前より一組の通過センサーを使っておりましたが、今回ゼロヨン用に
新しく1組製作しました。
さすがに2個目なので電子キットの組立もスムーズに運び、キットのテストまで
1時間くらいで終了しました。

時間がかかったのは写真のようにケースに収める作業です。

基板と電池はタッパを逆さまにして取り付けました。
スイッチは別に用意したものを取り付けてあります。

右のマスキングテープ部分はケースにドリルで穴を開けてあり、
リレーの動作時間を変更できるようにしてあります。

送光センサーと受光センサーは小さなタッパとヒューズが入っていた
ボックスに入れ、それぞれの背面にはマジックテープを貼ってあります。

 

テスト走行:
実際にミニッツがスタートする地点から見たところです。

こうしてみると4メートルって結構ありますねぇ
しかし走行してみてビックリ、1.3秒台で駆け抜けます。

ゴールの先は段ボールを折りたたみ、ビニールシートでふんわりとまいた後
ボロ切れをおいて、クッション材にしています。

ミニッツを無理矢理止めているので、あまりマシンに良い事とはいえませんが、
場所の都合上やむ無しです。

難しいのは真っ直ぐに走ること、なんだか右や左にずれちゃうんですよ..
これがまたタイムに影響大で困ってしまいます。

そんな理由からあくまで目安として、計測結果を見ていただきたいです。
計測ソフト、RCウォッチャーも若干改造する必要がありました。
いままでは2重関知防止のため、一度通過すると2秒の無関知タイムを設けておりましたが
これでは1秒台で走る計測が出来ませんから、バージョンアップが必要のようです。
RCウォッチャーユーザーの皆様、今しばらくお待ち下さい。


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2002.11.16