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プラモボディ搭載方法 後輪トレッド編

はじめに:

プラモボディを搭載するにあたり、後輪トレッドの調節は頭を悩ます所だと思います。
ミニッツのスケールは1/28だとか、1/24等と言われておりますが、実際にはまちまちです。
都合良くデフォルメされていたりします。

これは走行するために仕方のない部分でもあります。
前輪が左右に動くだけでなく、サスペンションの働きにより、上下にも動きます。
後輪も同様、左右独立ではないものの、上下に動きます。
後輪はタイヤだけでなく、内部のモーターまで動くので、スペース確保は大変です。

加えて耐ショック性も必要です。
総合的に考えて、ミニッツのボディって良くできてますね。

とはいえ、更に上を望んでしまうのはファンの性なのかもしれません。

このように良くできたミニッツボディですが、ボディのスケール感といえばプラモボディに
一歩も二歩も譲らなくてはなりません。
なにしろ走ることに関する、スペースや強度など全く必要なく、タダひたすら実車を再現していることが
プラモボディに求められる条件だからです。

プラモボディはミニッツボディに比べて数社のメーカーが製造していることもあり、車種が豊富に揃っています。
お気に入りの一台を見つけるのはさほど困難なことではないでしょう。

こんな素敵なボディをミニッツに載せて走らせることが出来たら! と、思うのは普通の流れかもしれません。
しかしプラモボディ搭載には、いくつかの難関が待ち受けています。

その一つが後輪のトレッドです。

後輪トレッド:
トレッドとは、左右のタイヤセンター間の距離です。
詳しくは関連情報(フロント用)をご覧下さい。

ミニッツ標準ではイラストの緑色部分、ホイールによりトレッドを
調節するようになっております。
このほか、赤色部分の延長車軸がサードパーティーより販売されて
おりますが、私はもっていないため、詳細は不明です。

プラモボディ搭載の際に、スケールの違いからこのトレッドを拡大しなくては、
ボディとのバランスがとれない事が多いです。

しかしミニッツ標準の方法で一番広いトレッドのホイールはコルベット用までです(2003.5.5現在)
7月にはワイドな新型シャーシーが出るらしいのですが、現時点では詳細不明です。
コルベットホイールを使ってもまだ、トレッドが足りない場合には何らかの対策が必要になります。

ホイール交換:

●左・ミニッツF1アルミホイール
●右・スクワット F1用ディッシュホイール

F1標準の形だと、ベアリングを取り付ける部分がホイールの奥に引っ込んで
いるため、ミニッツには使いにくい形状になっています。
ディッシュホイールはスポンジタイヤ用に作られており、形はミニッツ標準と
同じ形状をしています。

この為流用しやすいです。

難点はデザインでしょうか。
アルミやプラホイールに比較すると、どうしても
見劣りしてしまいます。

もともとF1用のため幅が広いのでミニッツの
ワイドタイヤを装着しても、幅が合いません。

但しちょっと工夫すれば利用できるので、
さして問題にはならないでしょう。

私のプラモボディZはこれで十分でした。

関連記事 ワイドホイールにナロータイヤ装着

この他サードパーティーから発売されているインチアップホイールなども役に立ちそうです。
但しコレはトレッドの解決策ではなく、径の問題ですが。

車軸交換式:

ミニッツF1のギアデフ車軸をミニッツレーサーに
移植する方法をご紹介します。
F1をお持ちで、ボールデフに交換してギアデフが余っていたら
しめたものです (^^)

ボディ側のギアプレートを装着
写真ではミニッツの物を使っていますが、最終的にF1の黒いギアを使いました。
違いはギアから出ている車軸の六角部分に被せるところの長さです。

スパーギアパーツ加工

矢印部分を削ります。
写真は削った後ですが、標準ではスペーサーが飛び出た状態になっています。

ばらしてみて、現物と比較していただけると分かると思います。

スパーギア装着

スパーギアを車軸に差し込みますが、このとき標準とは逆に入れます。
通常では写真と逆に右にギアが付いているはずです。

先ほどスペーサーを削ったのは最初にはめたギアと密着させるためです。
ここで削っていなかったら写真のようにピッタリとははまりません。


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2003.4.29